大学受験英語のリスニングの
勉強法と対策

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大学受験英語のリスニングで高得点取るための勉強法と対策


大学受験のリスニングの勉強として的確な対策がわからないという方も多いと思います。また、英語の文法問題、文章問題がよく出来る人でも、「リスニングだけは苦手!」という人は多いようです。

ここでは主に二次試験・私大対策としてのリスニングの勉強法について東大理三合格講師槇が実際に受験生時代に取っていた対策についてお伝えして行きます。リスニング対策に迷っている方は是非参考にしてください。

【コンテンツ目次~大学受験英語のリスニングで高得点を取るための勉強法と対策~】

1.大学受験英語のリスニング対策の勉強法のコツとポイント

2.リスニングのおススメ勉強法

3. リスニングの勉強お勧め教材

4. リスニングの勉強お勧めサイト

5. 英語リスニング対策・NHKラジオの活用




大学受験英語のリスニング対策の勉強法のコツとポイント


大学受験英語のリスニング力をつけるためのポイントとコツ~東大理三合格講師 槇~


英語の文法問題、文章問題がよく出来る人でも、「リスニングだけは苦手!」という人は多いようです。 リスニング問題の設問自体は、読まれた文章さえしっかり聴き取れれば解けるくらいの難易度がほとんどです。 ですから、問題を解くことよりも文章を聴き取ることが大事です。 なので、問題数をこなすよりも、試験に必要なレベルの文章を確実に聞き取れるようにする練習が必要です。

リスニングの上達方法として、よく言われるのが「耳を鍛える」ということで、英語をたくさん聞いて耳を慣らすということがしきりに強調されます。 確かに、ネイティブスピーカーとの違いは日頃から英語に触れているかということですから、英語圏の子供が生活の中で自然に英語を学ぶように、たくさん英語に触れればよいというのは正しいと思います。 しかし、幼い子供がテレビのニュースの文章を理解できないように、理解出来ない文章をどれだけ聞いても耳を慣らすことはできません。 ですから、理解できるレベルの文章から始めて、だんだんレベルを上げていくことが大切です。 (東大の過去問を持っている人は2007年度の英語の大問第2問(A)を見てみましょう。英語教師と生徒との会話ですが、ちょうどこのことを教師がアドバイスしています。試験問題の中で勉強のアドバイスをされた受験生の心境を考えると、東大もなかなかお茶目なことをしますね。)

読まれた英文を聞き取れている(理解できている)状態とは、聞いた英文をそのまま書くこと(ディクテーション)ができる状態のことだと思ってください。 設問が解ければそれで理解できたと思ってしまう人がいますが、設問で聞かれているのはあくまで文章のほんの一部、それも比較的聞き取りやすい部分であることがほとんどです。 設問が解けても、文章の大意しかわからない状態では、少し引っ掛けのある問題や、より難しい問題に出くわすと途端に解けなくなってしまいます。文章を聞きながら英文が頭の中に浮かぶ状態をもって、「この文章は理解したな」と考えてください。

より具体的な上達方法を紹介します。まず大事な事は、リスニングは継続して学習するということです。1日に文章1つでもいいですから、なるべく毎日英文を聞いてください。数日おきにまとめて大量に文章を聞いても意味がありません。 まずは教科書レベルの簡単な文章から始めましょう。学校で使うCD付きの教材があれば、試しに聞いてみてください。 あまり集中しなくても文章の意味が理解できるようになったら、より難しい文章にトライしてください。

では聞いている文章を理解できるようになるにはどうすればよいでしょうか。 これにはシャドーイングという有名な方法があります。知っている人も多いでしょうが、流れを説明します。 まず一度、英文を見ず普通に文章を聞きます。次に、同じ英文を聞きながら、聞いた文章をそのまま、オウム返しに自分で話します。文章が読まれたすぐ後に同じ文章を話して(影のように)ついていくので、シャドーイングと呼ばれます。 基本的に流れた音声は途中で止めず、最後まで通すべきだとされていますが、文章の理解があやふやな段階では、文の区切りなどで少し止めてから話しても良いと自分は思います。 これを何度か繰り返し、通しでついていけるようになったら、読まれた英文(スクリプト)を見ながら文章を聞きましょう。 これにより、最初聞いた時と比べて、何を言っているかがわかるようになっているはずです。 英文を読んでも内容が理解出来ないときは、文法や単語の力が足りていないということなので、そこから先に進むかわりに、文法や英文解釈の方に重点をおいてください。

リスニングのおススメ勉強法


東大理三合格講師槇が実践していたおすすめリスニング勉強法

細かいことですが、リスニング音声を聞くときはなるべくイヤホンでなく、スピーカーなどで音源を離して聞くことをお勧めします。理由は、イヤホンで聞くのと、試験会場のスピーカーから聞くのとは環境が違うからです。 試験会場では、教室によって音質が異なりますし、自分や他の受験生の立てる物音が入り込みます。イヤホンでのダイレクトな音声に慣れ過ぎると、こうした環境に対応できなくなる恐れがあります。 自分の場合は、スピーカーを机の上の棚においたり、音を小さくしたりして、生活の中で英語を聞く環境に近づけようとしていました。 ただし、シャドーイングをするときは、話しながら文章を聞くので、イヤホンでないと難しいかもしれません。

リスニングの勉強お勧め教材


ポッドキャスト


ポッドキャストとは、ネットで配信される音声や動画ファイルで、パソコンで視聴できる他、ipodなどの音声プレーヤーに入れて携帯することもできます。 中には、英語学習用の教材や英語のニュースなどを無料で配信しているものもあり、定期的に新しい英語素材を手に入れることができるので、有効利用すれば非常に効果があります。 英語のポッドキャストはたくさんありますが、TOEICなどに向けた英会話学習用がほとんどです。ここでは入試でのリスニング学習に適したものを集めました。

「English as a Second Language」 「第二言語としての英語」の名の通り、英語を外国語として学習する人向けの英語教材。 英語の例文と、英語によるその解説を収録した20分前後の教材が、およそ3日に一度配信される。また週に1度、30分ほどのコラムが配信される。 例文の速さ・レベルともに、入試向けにとても適している。また英語によるその解説は非常にゆっくりと丁寧。 基礎レベルの養成に最適。 東大理三合格講師槇はこの教材を使っていました。

ちょうど良いペースで配信されるので、継続して聞き続ければ確実に力がつき、電車内などで気軽に聞いても理解できるようになります。

リスニングの勉強お勧めサイト


東大理三合格講師槇のリスニング対策のおすすめサイト


私もまだ英語は勉強中で,ネットを駆使してなんとか勉強できないかといろいろ模索しています。今日は受験生の学習にも役立つサイトをひとつ見つけたので紹介いたします。

NHK - ABCニュースシャワー https://www.nhk.or.jp/worldwave/abc/ アメリカのニュース番組の中から毎日ひとつのトピックを選んで,字幕付きでニュースの動画を見ることができます。 英語字幕・日本語字幕・字幕なしと順番に繰り返されるのでリスニングの練習になりますし,対訳や解説のテキストも閲覧できるので文法や語彙の学習にも役立ちます。 毎日一つ,5分ほどの動画がアップされるだけなので継続しやすいです。 朝起きた時や寝る前,もしくはパソコンを起動したついでに眺めてみてはいかがでしょうか。

英語リスニング対策・NHKラジオの活用~東大理三講師槇より~


大学受験英語のリスニング対策としておすすめのラジオ


私は今、NHKラジオの語学講座に結構はまっていて、第二外国語として学んでいる中国語の講座と英語の講座(ラジオ英会話と英語リスニング)を聴いています。 普通のラジオ以外にも、「らじる★らじる」というネットラジオで聞くこともできます。朝が早くて時間が合わないのなら、番組ホームページに行けば前の週の放送を聴くこともできます。 テキストも1ヶ月分で400円足らずという安さなので、お手軽に良質な教材が手に入るこのNHKラジオについて受験生が役立てるものはないかと考えた所、英語リスニングが一番良いと思いました。 正式な講座名は「攻略!英語リスニング」です。

下がホームページです。 https://www.nhk.or.jp/gogaku/english/kouryaku/index.html

この講座は1回15分の放送を土日のみ行い、1つの文章を土曜日と日曜日で扱っているので2回計30分の放送で1レッスンの構成になっています。 土曜日の放送ではまず1回目の読み上げでメモを取って、2回目の放送の後難しい語句の解説、そして質問が読まれた後3回目の文章が読まれます。 日曜日の放送では、音声変化、着目して聞く練習をした後、シャドウイング(文章が読まれたすぐ後に自分で朗読して追いかけること)、英文暗唱の練習をします。 読まれる英文は3~5分の長さで、速さは大学のリスニング問題とほぼ同じ程度ですが、単語や固有名詞のレベルは少し難しいです。むしろそれが狙いで、毎回レッスンの前にその回のテーマについて自分で調べたことを書いておくことが推奨されています。

この講座が受験生に向いていると思うポイントは、まず攻略の手順が受験におけるリスニング対策の手順と同じであること、すなわちメモを取る→問題を解く→スクリプトを見る→シャドウイング→もう一度聴くという順番になっていることです。 このことで、メモの取り方なども含めた総合的なリスニング対策が出来ると思います。 講師の方がメモのとり方や聞き取り方のアドバイスもしてくれるので、大変良質な教材になっています。 次のポイントとして、継続的に新しい文章に触れられることです。リスニング対策でも過去問メインの演習には変わりありませんが、過去問を何周もしていると新しく英文を聴くということができなくなります。 この講座であれば、土日の15分のみという短時間でありながら常に新しい適度なレベルの英文を仕入れることができます。

受験生の皆さんには予習をしている時間は惜しいでしょうから、予習はしなくても大丈夫です。 逆に予備知識が無い立場を利用して、未知の文章を聴いた時の注意の向け方、メモのとり方を学んで行きましょう。 週末のわずかな時間を利用してリスニングへの総合力を鍛えられる、受験生にとっても有益な講座だと思います。当ブログでリスニング 教材はいくつか紹介してきましたが、選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。

英語の勉強法の更なる詳細や各科目の勉強法、受験戦略、受験勉強計画を体系的に学びたい方は「受験の叡智」【受験戦略・勉強法の体系書】▶を是非ご覧ください。あなたの難関大学合格可能性が確実に高まります。



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