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受験の成功法則

受験の成功法則と
理想的な保護者のあり方

東大に二度息子を息子を合格させた母親から受験の成功法則と理想的な保護者のあり方を学ぶ


受験の成功法則と理想的な保護者のあり方についての講演会のご案内


2016年8月7日(日)に東大理三合格講師槇のお母様による講演会を開催いたしました。次回開催も予定しております。開催日程につきましてはこのページ上で告知を行います。お見逃しなく。

受験の成功法則と理想的な保護者のあり方、その他受験生の保護者として合格のために必要なことをお話していただきます。また質疑応答の時間も十分に設ける予定ですので悩みごとや是非聞いてみたいということがある保護者のみなさまは奮ってご参加ください。

大学受験での親の役目✨



進度を決めるのも話し合いから📖



大学受験のときには、息子は少年から青年になっていますから、まずは親の思うようには動きません。親が学習教材を選んでさせるなど、ということはもう無理です。でも、親が無関心でいる訳にはいきません。親の立場は難しいところにいます。

それですることは何を、と思われますが、まずは、子どもの学習タイプを見分けて、見守っていくことだと思います。自分から学習に取りかかれないタイプの人には、やりなさいやりなさい、と言っても効果はありませ。でも、そんなことしていたら、受からないでしょ!とか言ってしまったら、ますますやる気をなくすでしょう。

前に、言葉掛けは否定的ではなく、肯定的に、というお話をしました。ここは難しいところです。まずは、子どもと話し合うことが大切です。例えば、高校に入ると、理数系か文系かで取る科目が違ってきます。それを決めるときにでも、あなたはどんな仕事をしたいの?とか理数系の科目と文系のとどっちが好き?などと聞いてみて、考えさせる答えを求めると、少しずつ自覚してくると思います。

うちの息子は全く違うタイプでした。自分で何でも決めてしまう自立心旺盛なタイプでした。それでも、もっと話し合えば良かったと思っています。実は、高校に入って理数系か文系かの進度を決めるのがいつなのか分からないうちに、ある時、槇くんは文系なのよね?と他のお子様のお母様から何かのときに声をかけられました!は?それまで、うちの息子は理数系に強いので、理数系と思っていたのです!

そこで、よく話すことができるのは外食の席でしたので、家族で外食に出ました。ファミレスで食事を待っている間に息子に尋ねました。文系にしたの? 話によると、どちらかよくわからなかったけど、一番仲がいい友達が文系だったので……ということでした。そこで、理数系や文系の 仕事について話して、もう一回考えてみたら、と言い回しに気をつけながら話して、結局、理数系に決まったのでした。

子どものタイプによって親の出方は違うと思いますが、まずは子どもを見守って、子どもの立場なら次はどう出るかを考えてみるとよいと思います。そして相手を認める肯定的な言葉掛けを忘れずに✌

続く

息子が東大に二度入ることになったいきさつ✨


東大に二度入った息子の母親の話📖 ~8月7日のセミナーにて~
お話ししたことをまとめていきます。

1⃣自己紹介と息子が東大に二度入ることになったいきさつ✨


私は普通の母親ですが、仕事もずっとしてきて専業主婦になったことはありません。でも皆様と同じように愛情たっぷりに子どもを育ててきました。忙しくても集中母親をしてきたつもりです。

息子が二度も東大受験をした訳は、「東大理三」の本に載ったので、お配りしたそれを見ながらかいつまんでお話しします。

東大生の一回目は工学部でした。それは本人との話し合いが足りなかったせいもありますが、私の早とちりで、血を見るのがダメな子だったので、医学部は無理だと思ったからです。そのとき、もっと話して、息子の後押しをしていれば、こんなことにはならなかったのでは、と反省しています。

工学部四年になった時に、目標を失って大学に行かなくなりました。そのとき、ちょうど介護していた私の実父がなくなり、法事などで忙しくて、気がついたら、息子は大学に行っていませんでした。

外部との連絡を遮断してしまった息子にしてあげられることは、ただただ温かい食事を出すことでした。 食べている間に二言三言話す日々が数ヶ月続きました。そのうちに、歩いてみたら?と提案しました。 外に出て歩くことで何か変わってくるのでは、と一筋の希望を抱いていました。

それが効を奏して、段々に遠くまで歩くようになり、やる気も回復したようでした。歩くのは全身だけではなく、精神も鍛えることができることを実証したようなものです。

そのうちに秋になり、これからどうするかを自分で決めて1か月後に教えてほしいと 言いました。働いてもいいし何かの試験を受けてもいいし、とにかく何でもいいから家にこもらない人生を歩んでほしいと思ったのです。

そして、1か月後の結論が、もう一度東大を受け直す、理三を受ける!というものでした。 他の医学部なら転科ができますが、東大だけは御存知のようにセンター試験から受け直しです! 目が飛び出るほどびっくりしました。でも、息子の決心は固いようでした。

医学部三年の時には解剖の実習があることも何とか克服する、と言うのです。 理科のカエルの解剖でさえ嫌がった子ですから、これは相当の決心と思わざるを得ません。 それなら応援するから、やってみたら、ということになったのですが、その時には、その年のセンター試験の申し込みはもう終わっていました。

それなら、来年合格を目指して、ということになったのです。これしか目標がないのなら、今まで休みなく突っ走ってきたので、まだ若いのだから、もう少し長く休んで人生を見つめ直すいい機会かなと思ったのです。 そこで、落ちたら工学部にもどるということにして、工学部には休学届けを出して受験勉強に入りました。

こんな訳で、東大に二度合格したのは、決して自慢できる話ではありません。 二度合格できて幸せだったのはあとの話で、この時にはどん底でした。

でもどん底なら上がればいいわけです。楽天家の母親は不安感よりも夢の方が大きくて、その先を見ていたような気がします。 本当に、ことわざ通り、失敗は成功のもと、ですね!

続く

2⃣ 何はともあれ、息子の性格を知る


*息子の長所と行動パターンを研究する


8月7日のセミナーには話せなかったことも、ブログになるとつけ加えることが出てきて前回は長くなってしまいました。 これからも追加分が多くありますので、ご了承ください。

敵を知り己を知れば百戦危うからず、ということわざがありますが、子どもの受験では敵はまず子どもであり、次に受験校と思います。あるいは己を知るということが子どものことを知ることでしょうか? それは、受験という敵を前に親が突っ走り過ぎて、気がついたら味方であるはずの子どもがついてきていないということが、よくあるからです。

セミナーでは、まずお子様のことを再確認していただこうと、つきの三問に応えていただきました。
1)お子様が好きなもの
2)お子様の長所
3)お子様がなりたいもの

お子さまにピントをあわせて語ることができれば、きっと、お子様のサポートをしっかりできると思ったからです。その通りでした。 お子様のことについて生き生きと熱意を持って語る保護者の方々は、正に愛情を持ってお子様方を育ててこられた証を表されていました。そして、次のステップは、一緒に手に手を取って目標に向かって進むことができるていうことです。

お子様に ついてより知ることで、さらに次の行動が読めてきて、何がほしいか、どの方向に進んているのかがわかってくるでしょう。 そのうちに行動パターンがわかってくれば、どの時点で、子どもの邪魔をせずに、子どもが親を必要とするだろう時に助けることができるようになるでしょう。

続く

3⃣ 次の一手を先回りして考えておく


*受験日から逆戻りして、今の予定を息子と一緒に考える


前回のセミナーの話その2⃣ で、子どもの性格と行動パターンを知って研究する、と語りましたが、これを元にしてこれからのことを考えていきました。 将棋の世界では、棋師が何手も先を見通していて、相手の出方によっていくらでも変えることができるらしいです。 受験も将棋と同じです。相手は受験校です。受けるのは2月の寒い日です。朝早く出て行かなければなりません。早く出るための鍛錬をしておくとよいですね。

そのためには毎日早く起きる習慣をつけておくべきです。 できる時には早く起きてジョギングをしていましたが 、受験は冬なので、ジョギングをしなくてもとりあえず早く起きるように息子を促していました。 息子はそんなに朝は弱くなかったので、無理しなくても朝早くの習慣はついていたと思います。 夜型で、遅くまで勉強して翌日は朝がムリという方は半年前くらいから朝型に変えることが必要と思います。それによって当日の頭の働き具合が変わってくるのではないでしょうか。

あと、何が何でも朝食は食べさせました。 私が準備できなくても、食べたかどうかはチェックしていました。食べたくないときでも、チョコレート1個でも構わないので、朝をぬかないようにと伝えていました。

早くから模擬試験を受けさせることも大切です。 前の年の6月までには受け始めて、1か月に一回は、当日のシミュレーションをして身体が慣れていくようにするとよいです。 予備校に通っていなくても、模試だけを申し込むことができます。 二度目の受験のときは、予備校に通っていなかったので 、初めの一歩として、6月くらいにパンフレットを予備校に取りにいって、息子に渡したのを覚えています。 常に息子が今どの時点にいるかを意識していると、気持ちもラクになります。ちょうど、マラソン選手を追っていくようなものでしょうか。前年の夏が曲がり角地点でしょうか。あとは、ゴールを目指して、完走できるように応援するだけです。

続く

4⃣ まずは息子のいい所を誉めて自信をつけさせる


ここでご了解いただきたいことがございます。私は息子が東大に入りましたが、娘さんでも同じことです。セミナーにもお嬢さんがおいでのかたが何人かお越しくださいました。お母様とともにご本人も熱心に私の話を聴いてくださいました。ありがとうございました🎵

*自信を持たせる肯定的な言葉掛けをいつも考えておく


セミナーの話その2⃣で、まずは息子の長所を知るようにお話ししましたが、いいところが分かったら、それを常日頃から頭において、何か機会があれば誉めるようにすることが大切です。

例えば、息子はいったん決めたら行動が早く、そしてすることがいっぱいあっても優先順位を考えながら達成することができます。 よくできたと何度も誉めてきたと思います。 ほめることができなくても、いつも頑張っていることに注目して認めてあげることで、次のステップに進めるのではないでしょうか。

やる気が出る言葉掛けのお話を前にしましたが、いい言葉をストックしておく必要があります。なぜなら、ほめ言葉というものは、照れが入ってしまって、すぐに出てこないものだからです。でも、この受験の過酷な時期に、本人を励ますことができる方法で一番効果があるのは、肯定的な言葉掛けです。 例えば、模試で思わしくない時に、「こんな点数だったら受からないわよ!」と言ってしまったらどうでしょうか?本人が一番落ち込んでいるのに、これはショックでますますやる気を失います。

ここは深呼吸でもして、貯めておいた肯定的な言葉掛けをします。例えば、「あと○点取れれば、レベルが一つ上がるね。次は頑張ろうね!」 などでしょうか? 言えないなと思ったら書いておいてもよいですね。 この際、俳優になったつもりで、身振りも入れながら 言葉掛けをしてあげてください。誉めたり励ましたりできる人はおうちの方だけです!

続く

5⃣ それでも最後は息子のしたいように させる


たとえ親の思うようにいかなくても息子の意見を尊重する


受験日が迫ってくるに従って、精神的に追い詰められていくような気持ちになるのは当たり前です。親もそうなら、息子はなおさらだと思います。 それでも息子は勉強を続けなければならないし、受験するのは息子ですから、ここは親が一歩譲ってあげるしかありません。

受験間際になると、親御さんのほうが不安感がつのり、神経質になることが多々あります。でも、その不安感を一掃して、息子の望みを果たしてあげることが、親にできることではないでしょうか。

一度目の大学受験のときは、東大理一合格に自信があったとはいえ、やはり押さえの大学で早稲田の理工学部を受けました。 御存知のように、早稲田の合格発表が先で、東大は一週間後です。 早稲田は受かったのですが、それも特待生で、授業料免除の扱いでした。万が一東大がダメだったらと考えて、早稲田に入学金を払って押さえておくことを息子に勧めましたが、どうしても聞きませんでした。 結局親が折れて、この魅力ある早稲田をふりました!

あの東大合格発表までの一週間の心境を忘れることができません。まな板の鯉でした。早くなんとかしてくれ、という気持ちでした。 本人もそうだったと思います。 結局、東大に合格できて、発表のときには天にも上る気持ちでしたが、息子を信じて待つしかなかったあの一週間が長かったことは、後にも先にも 経験がありません。

続く

【保護者の皆様のお悩み・ご相談・ご質問につきまして】

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お一人で悩まずに、多くの受験生の指導経験も豊富でありかつ多くの保護者様と接して来ております槇のお母様や当塾にお気軽にご相談ください。 当塾の著書やブログ、メルマガをご覧いただいております保護者様が一丸となってお子様の第一志望校合格を手繰り寄せる情報源にしていただければと思います。

なお、お預かりした個人情報につきましては厳重に管理致しますのでご安心ください。この点につきましては個人情報保護方針をご確認ください。



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