生物基礎の共通テスト
9割超への勉強法と対策

生物基礎の勉強法と対策

公式サイトトップ>> 無料のネット塾>> 共通テストの勉強法|9割超への対策>> 生物基礎の勉強法|共通テスト試験9割超への対策


生物基礎の勉強法と共通テスト対策

共通テスト生物基礎の勉強法と対策

共通テスト生物基礎の勉強法と対策では、 共通テストで9割超~満点の得点を獲得するための勉強法と対策について お伝えしていきます。 共通テスト生物基礎で9割超、満点を目指しましょう。


共通テストにおける生物基礎という科目は
●知識を覚える量は理科基礎4科目の中で最も多い
●計算量は理科基礎4科目の中で最も少ない
と言える科目です。

理科基礎4科目の中で最も知識を覚えることに比重が高い科目になります。 とはいえ理系の生物に比し、深さや広さは極めて限られているので、 知識を覚える負担がそう大きいわけではありません。

理系受験生の共通テスト生物の勉強法と対策はこちら↓をご覧ください。
共通テスト生物の勉強法|9割超への対策

難関国立大学を志望する文系受験生の多くは共通テスト理科基礎科目である、 物理基礎(以下物理),化学基礎(以下化学),地学基礎(以下地学), 生物基礎(以下生物)の4科目の中から2科目を選ぶことになります。

文系受験生にとって、共通テスト理科基礎科目では、 如何に時間をかけずに高得点を獲得することが出来るかということに関心が高いと思います。 また受験戦略的にもこの部分に関心を持つべきです。

この、共通テスト生物基礎の勉強法と対策のコンテンツでは、
実際に生物基礎で9割超~満点を獲得し、
トータルで 848/900点獲得、843/900等を獲得している、
合格の天使が誇る東大文一、東大文二合格講師
による書下ろし記事を交え、

●共通テスト生物基礎とセンター試験の違い
●共通テスト生物基礎の科目特性
●共通テスト生物基礎を選択する場合のポイント
●共通テスト対策の基本方針
●共通テスト生物基礎の具体的勉強法
●共通テスト生物基礎のマスターポイント
●9割超~満点獲得のためのポイント
●共通テスト生物基礎のおすすめ問題集・参考書

についてお伝えいていきます。

このコンテンツをご覧いただいている皆さんは、 全国の受験生に対して大きなアドバンテージを得ることが出来ます。

その理由は、当社の著書やすべてのコンテンツは、他の勉強法本や勉強法サイト、 コンテンツと以下の3点で大きくその有用性と信頼性が異なるからです。

■実際に当社講師自身が受験した科目であること
■実際に当社講師自身が受験生として実証・検証した内容であること
■実際に試験本番で高得点獲得という結果に裏付けられていること

世の中には、出典や引用、参照文献を示さず、かつ自身が受験はもとより、 受験生時代に勉強もしていない科目の勉強法を語るものがありますが、 自身が勉強も受験もしていない科目や自身が本番で実際に高得点を獲得していないのに 高得点を取る方法を語るとするならばそれは

・本質を突いたものでない
・確実に実力を伸ばす方法ではない(得意科目にまでは出来ない方法)
・間違った勉強法である
・他からの無断拝借・剽窃である

のどれかもしくはその全部に当てはまると言えます。

みなさんは、圧倒的結果に実証された共通テスト生物基礎の勉強法を このコンテンツからしっかり学び全国の受験生に対して 大きなアドバンテージを得て生物基礎を確実に得意科目にしてください!

理科基礎科目は出題されるようになってから数年しかたっていない科目であり、 有益な情報が巷には少ない状況にありますが、 当塾は、理科基礎科目が出題されるようになってからの東大合格講師も多数抱えています。

経験と高得点結果に実証された共通テスト生物基礎の勉強法と対策を このコンテンツからしっかり学んでください。

このコンテンツは当塾の著書である、 受験の叡智【受験戦略・勉強法の体系書】共通テスト完全対応版から 共通テスト生物基礎に関する記事を抜粋したものです。 (無断引用・転用・剽窃を固く禁じます。要著作権保護。)

体系的かつ詳細に共通テスト生物基礎対策も含めた受験戦略・勉強法・勉強計画を学びたい方は 受験の叡智【受験戦略・勉強法の体系書】共通テスト完全対応版を是非、ご覧ください。

【コンテンツ 目次】

勉強法は変わるの?共通テスト生物基礎とセンター試験の違い

(1)大学入試センター公表の問題作成方針

(2)共通テストとセンター試験の違いは?

勉強法の前に共通テスト生物基礎の科目特性を知っておこう

(1)計算の比重

(2)暗記の比重

(3)本試験の難易度

生物基礎を選択する場合のポイント

(1)計算が得意な受験生

(2)暗記が得意な受験生

(3)計算,暗記の適性が同じぐらいという受験生

(4)現役生の考慮要素

(5)浪人生・再受験生の考慮要素

(6)まとめ

共通テスト対策の基本方針

(1)年間計画の目安

(2)最初にやるべき事

(3)基礎知識固めの際に並行して行うべき事

(4)過去問を最大限に活用

(5)例外的対策

共通テスト生物基礎の具体的な勉強法

(1)知識の蓄積

(2)計算問題

(3)問題演習

共通テスト生物基礎の勉強法ポイント

(1)知識問題の比重の重さに注意

(2)問題形式の特殊性に注意

9割超~満点獲得の勉強法ポイント

(1)現役生は学校配布の教科書と問題集だけで十分

(2)参考書について

(3)傍用問題集について

(4)学校で指定されたもの以外の教材を使う場合

(5)共通テストにおけるセンター過去問について

共通テスト生物基礎対策のおすすめ問題集・参考書

(1)参考書

(2)問題集

共通テスト生物基礎を含め勉強法と対策を体系的に学ぶ

(1)受験の叡智【受験戦略・勉強法の体系書】共通テスト完全対応版

(2)優れた共通テスト生物基礎対策をお友達にも



勉強法は変わるの?共通テスト生物基礎とセンター試験の違い


共通テストの生物基礎とセンター試験の生物基礎の問題はどこが違うのか、 何が変わるのかを明確にしないと的確な勉強法はとれません。 まず、この点から見ていきましょう。

大学入試センター公表の問題作成方針


まずは問題作成者である大学入試センターの問題の作成方針を見てみましょう。

生活や社会との関連を考慮し,科学的な事物・現象に関する基本的な概念や原理・法則などの理解と, それらを活用して科学的に探究を進める過程についての理解などを重視する。問題の作成に当たっては, 身近な課題等について科学的に探究する問題や, 得られたデータを整理する過程などにおいて数学的な手法を用いる問題などを含めて検討する。
(出典:大学入試センター公式HP


共通テストとセンター試験の違いは?


上記出題方針の字面だけを見ると、今までのセンター試験に増して 特別な思考力をつけないとならないと思ってしまうかもしれません。 本当にそうなのでしょうか? 実際の共通テストの試行調査問題を当塾講師陣が独自に分析した結果を以下に記します。

大学入試センターの問題作成方針にあるように、 共通テストでは日常生活と関連して、基本的な概念や原理・法則などの 理解や活用を求める問題が中心に出題されることになります。 従来よりも考える過程や思考力を問うという建前の問題が増加することは間違いありません。 しかしながら、非常に複雑な思考を問うてくることは共通テストではないと言っていいでしょう。 あくまで基礎知識をしっかり理解していれば対処できる範囲の思考と思ってください。

ただし、共通テストの生物基礎の計算問題おいてはリード文やグラフから必要な情報を読み取り それを前提にその場で計算式を考える考察問題との融合問題の出題もあることから、 問題演習を通じて処理手順や思考手順を確立しておくことが重要です。

もう一点注意すべきは、共通テストでは実験考察問題が出題される点である。 基礎知識とリード文の会話内の考察のヒントを頭の中でつなぎ合わせる必要がある。 知識としては教科書の範囲を超えるものではないので、基礎知識を盤石に習得して、 この種の問題形式に対処するためにしっかりと問題演習をして必要な情報を読み取る対策、 基礎知識とリード文の会話内の考察のヒントを手掛かりに思考する対策をする必要が重要です。

以上の点の分析の詳細は後述もしますが、是非 「受験の叡智」【受験戦略・勉強法の体系書】共通テスト完全対応版 ▶ を熟読していただきたいです。

勉強法の前に共通テスト生物基礎の科目特性を知っておこう


共通テスト理科基礎科目の選択に迷っている受験生のためにも、 まず、共通テスト生物基礎の科目特性や他の共通テスト理科基礎科目との比較を示します。 共通テスト生物基礎の選択を決定している受験生の皆さんも、 他の理科基礎科目と異なる共通テスト生物基礎の科目特性特性を知ることで効率的な対策が可能となります。

計算の比重


左から順に計算の比重が大きくなる科目です。

右に行くほど計算すべきことが減る科目です。

図1

物理基礎>化学基礎>地学基礎>生物基礎


図1からわかるように生物基礎は理科基礎4科目の中でもっとも計算の比重が軽い科目になります。

暗記の比重


左から順に暗記の比重が大きくなる科目です。

右に行くほど暗記すべきことが減る科目です。

図2

生物基礎>地学基礎>化学基礎>物理基礎


図2からわかるように生物基礎は理科基礎4科目の中では暗記すべきことが最も多い科目です。

本試験の難易度


図3

本試験 理科基礎平均点の推移

科目 2015 2016 2017 2018 2019 2020 6カ年平均

物理基礎 31.52 34.37 29.69 31.32 30.58 33.92 31.80

化学基礎 35.30 26.77 28.59 30.42 31.22 28.20 30.08

地学基礎 26.99 33.90 32.50 34.13 29.62 27.03 30.70

生物基礎 26.66 27.58 39.47 35.62 30.99 32.10 32.07


理科基礎科目は2015年度から導入されたましたが, 2020年度までの6回分の本試験の平均は科目間であまり差異はありません。 図3からかかるように、理科基礎4科目で難易度や得点のし易さに大差はないと言えます。

生物基礎を選択する場合のポイント


上記の科目特性を踏まえ、選択に際してのポイントを示しつつ、 生物基礎選択がおすすめの受験生について分析します。 理科基礎各科目の難易度にあまり違いがないという事実から、 自分が暗記,計算どちらが得意かによって選択をするのがポイントになります。

計算が得意な受験生


図1で示したように理科基礎4科目の中で最も計算の比重が軽いのが生物基礎です。 裏を返せば暗記すべき事項が多く、理系科目が好きな受験生にとっては退屈な科目とも 言えなくはありません。

暗記が得意な受験生


図2で示したように、暗記の比重は生物基礎>地学基礎>化学基礎>物理基礎の順番になります。

共通テスト生物基礎の特徴として、知識問題の比重が高いのが特徴である。 16、7問の出題の中で、計算問題は一問程度であり、 残りの問題は純粋な知識を問うものとなっている。 したがって暗記が得意だ、苦にならないという受験生は生物基礎選択はおすすめです。

計算,暗記の適性が同じぐらいという受験生


物理>化学>地学>生物という優先順位をつけて選択することをお勧めします。

暗記が求められる科目ほど習得しなければならない内容が多くなり,完成に至るまでの勉強の総時間がその分長くなります。 計算系の科目は内容についての比較的深い理解が求められはするものの,その内容もある程度のパターンの中に止まるし,扱う内容自体は比較的少いです。 したがって、計算の比重が高い物理基礎、化学基礎を選択候補として優先することをお勧めします。

現役生の場合の考慮要素


現役生の場合は、学校の授業で扱われる科目を優先して選択することをお勧めします。 この理由の詳細は、共通テスト理科基礎の科目選択| 戦略的決定方法をご覧いただくとして、 ここでは簡潔に理由を示します。

多くの学校では理科基礎科目の4科目全てが授業として開講されません。 したがって、生物学基礎は学校の授業で行われるという状況であれば、優先して選択することをお勧めします。

●共通テストの理科基礎は受験全体の得点に占める割合が少ない =対策にかける時間をなるべく少なく抑える必要がある

●共通テスト理科基礎は一次試験である共通テストの中の,点数配分の少ない教科という位置付けにある =理科基礎の勉強に割く時間はなるべく抑えて,他の科目に対策の時間を費やすことが望ましい

●学校の授業を受けることは避けられない以上,この学校の授業で対策を十分にすることが 時間の節約につながる =勉強時間の限られる現役生はこのタイムマネジメントの意識を重視してほしい

●理科基礎は全国統一で行われる共通テスト試験のみの出題であり,その出題は教科書に記載のある内容のみが対象になる =学校の基礎・基本を大切にした教科書中心の授業は、共通テスト対策にも有効

●理科基礎は基礎科目であり,各科目50点分の配点しか与えられていない =各科目扱う範囲は理系と比べて浅くて比較的容易に理解可能なもの それゆえに,各科目に対する苦手,得意に関わらず,ある程度の時間をかけられれば問題を解けるようになることが多いので,科目選択が実際の得点に与える影響は小さい 学校の科目で取ることができないからという理由だけで選択が決まってしまうことに抵抗を感じるかもしれないが,その不安はあまり必要ない

 

浪人生・再受験生の場合の考慮要素


上記で説明したように、 計算が得意か、理解が得意か、暗記が得意かを一応の目安にしつつ、 理科基礎科目にかけることのできる勉強時間がどのくらいあるかを考慮して、 暗記が少ない科目を1教科ないし2教科選択するという戦略的決定も視野に入れて決定してください。

まとめ


学校の授業で扱われる科目が限られる現役生
⇒学校で履修する科目を選択する

上記以外のケース
・原則
⇒物理>化学>地学>生物
の順番で候補として検討する

・計算問題をなるべく避けたい場合
⇒生物>地学>化学>物理
の順番で候補として検討する

共通テスト生物基礎対策の基本方針


生物基礎対策の基本的な方針は以下の通りです。

年間計画の目安


共通テスト生物基礎の年間スケジュール図

10月までを目途に教科書or網羅型参考書(+網羅系問題集)を一通りこなし、
そこから1月まで共通テスト過去問(一定程度過去問が集積するまでは試行調査問題、 センター過去問+模試問題集等) をこなしつつ、教科書or網羅系問題集で適宜確認という作業を繰り返すことをお勧めします。

最初にやるべき事


まずは教科書または参考書の内容を理解することが必須である。 これは理科基礎科目どの科目でも変わらない基本方針である。

基礎知識固めの際に並行して行うべき事


生物基礎に限って言えば、よほど切羽詰まっていない限り、基礎的な問題集を一冊挟むことを勧める。 後述のように、この教科には計算には典型的な出題パターンがある程度定まっている。 これらのパターンを身につけるためには網羅的かつ基礎的な問題集をこなすのが最も効率的である。

また、後述のように、他教科よりも知識の確実性が求められるため、この点からも網羅的かつ基礎的な問題集での演習は重要となる。

過去問を最大限に活用


上記順番を踏まえ、その後に共通テスト過去問(一定程度過去問が集積するまでは試行調査問題、センター過去問+模試問題集等) をこなしていくことになります。 従来のセンター過去問も最大限に活用してください。 過去問の重要性については当塾の著書 「受験の叡智」【受験戦略・勉強法の体系書】 や勉強法コンテンツの中でも再三にわたってお伝えしているのでここでは割愛しますが、 過去問の重要性をしっかり理解したうえで軽視しないようにしてください。

例外的対策


時間がない場合かつ二次試験を含めた合計点に占める理科基礎の割合が極めて小さい場合は以下の点を考慮してください。

上記に該当する受験生の場合、網羅型の参考書や教科書を読み終え次第、 共通テスト過去問(一定程度過去問が集積するまでは試行調査問題、センター過去問+模試問題集等) に入ってください。 理科基礎対策に厚みを持たせるあまり、他の主要科目の勉強が疎かになってしまっては本末転倒だからです。 この点については、個々人の時間的猶予という事情と点数の割合という個別的事情を勘案してください。

例えば、東大文系、東北大法学部、名大教育学部では、 合計点において理科基礎が占める割合は4%未満にすぎません。 これらを受験する方は、時間的余裕がある場合を除いて、ある程度の知識理解を蓄積したら 共通テスト型の演習に入っても構わないです。

一方で、京大総合人間学部、早稲田共通テスト利用(法学部、政治経済学部、文学部)、 阪大経済学部(A方式)、一橋社会学部では10%を超えます。 これらの受験の際には、参考書と共通テストとの間に問題集を挟んで、 知識理解を網羅的に深めた方が安全だと言えます。

これは当塾が命名している「得点戦略」に関わってくる問題ゆえ、 得点戦略の重要性と得点戦略の重要性と構築の仕方を、 「受験の叡智」【受験戦略・勉強法の体系書】からきっちり学んで実践してください。

この部分は、第一志望合格のためにはとても重要な過程になることは肝に銘じてください。

共通テスト生物基礎の具体的な勉強法


まずは教科書または参考書の内容を理解することが必須である。 これを10月くらいまでには済ませておきたい。 それから、時間を見て問題集を挟むか否かを判断し、共通テストの過去問に臨もう。

繰り返しになるが、生物基礎に限って言えば、 よほど切羽詰まっていない限り、基礎的な問題集を一冊挟むことを勧める。 後述のように、この教科には計算には典型的な出題パターンがある程度定まっている。 これらのパターンを身につけるためには網羅的かつ基礎的な問題集をこなすのが最も効率的でる。

また、先ほども説明したように、他教科よりも知識の確実性が求められるため、 問題演習を通じて知識を盤石にしておく必要がある。 さらに実験考察問題の出題も考えると問題集での問題演習は必要である。

1.知識の蓄積


まずは教科書や参考書を読んで基礎的な知識を蓄積する必要がある。 知識問題のなかには、グラフや図とともに出題されるものがある。 「生物の多様性と生態系」では二年連続でバイオームのグラフが出題された。 これらの問題を解くにあたっては、グラフ・図の理解も不可欠である。 教科書を読み進める段階で、図表やグラフにも目を通しておくとよいだろう。

ある程度知識が固まったら、基礎的な問題集に移ることを勧める。 生物基礎においては、知識問題についても典型的な出題パターンが決まっている。 これらのパターンを効率的に習得するためにも、やはり過去問に入る前に問題集を一冊こなしておくのがよいだろう。 また、「過不足なく選べ」という問題形式に対応するためには、知識の確実性を高める必要がある。 この点からも、教科書に加えて問題集を仕上げておきたい。

2.計算問題


毎年一題程度、計算問題が出題される。「生物と遺伝子」分野からは、2015年度に遺伝子の長さの計算が、2017年度に細胞周期の計算が出された。 2016年度には「生物の体内環境の維持」から濃縮率の計算が問われた。

これらの計算はいたって単純なものである。どれほど入門的な問題集であっても必ず載っているような典型的な問題であり、 もはやパターン化していると言える。 これらのお決まりの計算は、教科書ではなく問題集をこなすなかで身につけていくのが効率的だと考える。

もちろん、教科書に載っているような知識が絡むことがある。特に、2015年度の問題はヒトの遺伝子数を知らなければ答えることができない。 このような計算問題と知識問題の融合も散見されるため、計算問題の復習の際には、周辺領域の知識の復習も忘れずに行ってほしい。

3.問題演習


1,2で述べてきたように、生物基礎においては知識問題、計算問題ともに基礎的な問題集の問題演習が重要になる。インプットとアウトプットを繰り返しつつその過程でインプットの精度を上げていくことを意識するとよい。

本番戦略


出題は「生物と遺伝子」「生物の体内環境の維持」「生物の多様性と生態系」の三つの分野である。 この三分野と三つの大問は対応する形で出題される。 マーク数は16または17個であり、他の教科よりも多くなっている。 しかし、単純な知識を問う問題が中心であるため、時間がかかることは無いだろう。 ただし、時間が足りない場合は、計算問題を飛ばして知識問題だけ解いていくのも手である。

共通テスト生物基礎の勉強法ポイント


共通テスト生物基礎を効率的にマスターするためには、以下のポイントを常に意識することが大事です。

知識問題問題の比重の重さに注意


計算問題単独での出題は少なく残りの問題は知識を問うものとなっている。 如何に知識を正確に整理して覚えていけるかが高得点獲得の肝となる。

問題形式の特殊性に注意


生物基礎の設問の中には「過不足なく選べ」というものが見られる。 「一つ選べ」「二つ選べ」といった従来の設問では、正答数が明示されていたため、 ある程度の消去法が作用した。

しかし、過不足なく選ぶ形式では、それぞれの選択肢について正誤を正しく 判断しなければ正答にたどり着けない。 この点で、知識にはかなりの確実性が求められると言ってよい。 もっとも、問われる知識の内容はあくまでも教科書の範疇を逸脱するものではない。 したがって、学習にあたっては、まずは教科書や参考書を読み、 教科書レベルの知識を蓄えることを第一の目標としてほしい。 そのうえで、いち早く問題集へと移行し、得た知識を確実なものにしていこう。

9割超~満点獲得の勉強法ポイント


共通テスト生物基礎で最小限の労力で9割超~満点を獲得するためには以下の点に特に注意してほしい。

現役生は学校配布の教科書と問題集だけで十分


現役生は学校で配布された教科書と問題集だけ用いればよいということを強調しておきます。

参考書について


参考書に関しては教科書の記述があまりにわかりにくいと感じた時のみ使うようにしてください。

傍用問題集について


傍用問題集に関しても基本的には学校配布のものを徹底的にやりこむということを徹底してください。 理科基礎は特別な難しさを有さないゆえに、学校で教えられていることを習得すれば十分です。 定期テストでもその問題集を使うことになろうから、それの復習という意味も込めて受験対策として使ってください。 基本的に学校で採用されるようなものは十分な網羅性を備えていると考えて良いです。

学校で指定されたもの以外の教材を使う場合


学校で指定されたもの以外の教材を使う場合は、理科基礎対策に特化した参考書や問題集を使うようにしましょう。 やむをえず基礎なし科目の内容まで網羅した教材を使うならば、理科基礎の内容と基礎なし科目の内容がページレベルで明確に線引きされているかを確認して使用しましょう。 受験戦略の視点から、出題可能性が皆無の範囲に頭を悩ませるのは時間の無駄でしかありません。

共通テストにおけるセンター過去問について


理科基礎のセンター試験の過去問は6年分しかない上に 共通テストの過去問は施行後数年たたないと十分な量が得られません。。 満点を目指すならば、過去問に加えて、 各予備校が出版している共通テスト模試問題集等を用いて演習不足を補っておくのがベターです。

共通テスト生物基礎対策おすすめ問題集・参考書


お伝えしてきた通り共通テスト生物基礎については基本的に参考書ではなく教科書をお勧めします。 また、問題集についても教科書傍用問題集や学校配布の問題集の利用をお勧めします。

以下では、教科書の記述がどうしてもわかりづらいという受験生や 教科書や問題集を持っていないという場合に参考にしてください。

参考書


基本的に1冊に絞りましょう。

・『はじめからていねいに』(東進ブックス)シリーズ
・『大学入学共通テスト 点数が面白いほどとれる本』(KADOKAWA)シリーズ 
・『必修整理ノート』(文英堂)シリーズ 
・『きめる!共通テスト』(学研プラス)シリーズ

問題集


問題集についても基本的に1冊に絞りましょう。

・『ハイスコア!共通テスト攻略』(Z会)シリーズ 
・『カテゴリー別 大学入学共通テスト対策問題集』(数研出版)シリーズ 
・『35日完成!大学入学共通テスト対策』(数研出版)シリーズ 
・『リードlightノート』(数研出版)シリーズ

共通テスト生物基礎を含め勉強法と対策を体系的に学ぶ


共通テスト生物基礎で高得点を獲得する目的は、あくまで第一志望校に合格するためです。 したがって、全教科のバランスを考慮した対策が合否の肝を握ります。

受験の叡智【受験戦略・勉強法の体系書】


共通テスト生物基礎で高得点を獲得しても、 他教科の勉強に支障が出るような計画や取り組み方では意味がありません。

全教科のバランスを考慮しつつ、受験戦略、勉強計画、勉強法は学ぶのが一番です。

受験の叡智【受験戦略・勉強法の体系書】には、共通テスト生物基礎を含めた、 文系国公立受験生の得点戦略や年間計画のサンプルプランや私大対策の年間計画の サンプルプランを盛り込んであります。

受験戦略・勉強計画・勉強法はこの1冊で十分と言えるものです。 是非常に見返して第一志望合格に役立ててください。
受験の叡智【受験戦略・勉強法の体系書】共通テスト完全対応版

共通テスト生物基礎の勉強法と対策をお友達にも


今後も共通テスト生物基礎の勉強法と対策のコンテンツを追加して行きます。 お友達やお知り合いと適切な情報を共有し切磋琢磨しあうことは、あなたの合格可能性を高めることに非常に役立ちます。以下のシェアボタンを押せば簡単にシェアできます。

Twitterでシェア
Facebookでシェア
LINEで送る
Google+でシェア
はてなブックマーク


◀ 共通テストの勉強法|9割超への対策 トップページへ戻る