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難関大学合格のための高校1,2年生の勉強法と対策
難関大学合格を目指す高校1,2年生はことさらに誤った勉強法を取りがちです。高校1、2年生の段階で合格する勉強法を学び的確な軌道を確保してください。
高校1,2年生の時期に的確な軌道を確保し、的確な受験戦略、勉強法、勉強習慣を確立してしまえば難関大学合格はほぼ手中に出来ます。
しかし、難関大学を目指す高校1,2年生ほど誤った勉強をしてしまっている、してしまうというという現実があります。
このコンテンツをしっかりと読んで難関大学合格への的確な軌道と方向性を確保してください。
無駄な努力をしなくて済むだけではなく、そのことが第一志望校合格へ大きく近づくための最高の手段となります。
以後もコンテンツを追加していきます。是非ご覧ください。
高校1,2年生が自ら難関大学合格を遠ざけている勉強法
【最初の落とし穴をくぐりぬけて第一志望校・難関大学合格へ向かう】
第一志望校・難関大学を目指す高校1,2年生のみなさんが陥りやすい罠があります。
ここを間違うとどんなに勉強しても、頑張っても実力は効率的についていきません。
その罠とは。
高校1,2年生の皆さんで今から第一志望校に向けて勉強しようという意識が高い人全員が陥りやすい罠です。
さて、それは何でしょう?
それは、
「先取り学習」や「学校の勉強以外に何か特殊なことをやること」です。
意外ですか?
難関大学合格というと一般的に世の中ではこれが推進されている傾向にあります。
しかし、この「先取り学習」や「学校の勉強以外に何か特殊なことをやること」が本当に意味があるのはごく限られた一部の人のみです。
それは、学校の授業の現時点までの範囲の基礎、すなわち教科書や傍用問題集をみっちりとやりこみ理解できている人のみです。
こう説明すると、
「じゃあ難関大学に合格するためには今の時点でそのレベルに達しておく必要があるのではないか」
「自分は難関大学に合格したいからそのレベルに早く達して先取り学習をしないといけないんだ」
と考えてしまう人が多いのですが、それはお勧めしません。
というよりもその考え自体があまり好ましくないのです。
なぜかと言うと、その考えを持ってしまうと第一志望校・難関大学に合格するために最も必要かつ重要な教科書やその傍用問題集の理解、思考というものをいい加減にこなす、無意識に軽視してしまうからです。
実際に第一志望校・難関大学合格に必要な受験基礎を作るには教科書とその傍用問題集で十分である、むしろそれが最も適しているということは著書「受験の叡智」【受験戦略・勉強法】の中に記していますが、
教科書とその傍用問題集と志望校の過去問集の間をつなぐ市販の問題集、志望校の過去問集だけでどこの難関大学にも合格できるだけの実力をつけることが出来ます。
なぜなら、どこの大学の入試問題でもそれ以上の知識やそこから的確に得られる思考以上のものは合格点を取るために必要のない問題設定になっているからです。
だから、一番大事なのは基礎をじっくりみっちりやり込むこと、自分のものにすることなのです。
焦る必要も無理に先に進む必要もなく、とにかく最低限授業の進度に合わせてそこまでの範囲の基礎をしっかりと身につけるということが最も合格を確実にする方法なのです。
基礎の理解って一番本当は難しいんです。
指導側でもそれを本質から教えられる人は本当はそれを十分にマスターしている圧倒的実力者のみという明らかにされていない現実があるのです。
でも、みんなが軽視する部分なんです。
それさえしっかりと出来てしまえばあとは問題演習を通じて使いこなす術を学べばどんな問題でも解けるようになります。
だから焦って先取り学習をしようとかは考えなくていいです。
参考までに、東大合格者20数年連続1位を記録しているあの開成高校って一般的には高校1年生から勉強一本というイメージかもしれませんが実際はそうじゃないんですよ。 2年生まで徹底的に部活をやっています。
他の都市部の有名進学校も同じように学校側が推進して部活をやらせているところも多いんですよ。
先取り学習をしている人間なんてごく一部というのが実態です。
とにかくまずは現時点で授業が進んでいる範囲で基礎が不足しているなら徹底的に教科書や傍用問題集をやり込むということに焦点を当ててください。
これが第一志望校・難関大学合格を確実にする道です。
なぜ誤った方向にむかってしまうのか
【誤った勉強法を取ってしまう原因を究明する】
1.を読んでもまだ何か特殊なことをしなければならないと考えてしまう高校1,2年生は非常に多いです。
その原因は誤った勉強法を取ってしまう原因がわからないからという部分に起因していることが多いです。
要するに、「そんなこと言ったって世の中や周りの友達は特殊なことをやっている」から自分もそうしないと遅れてしまう気がするという強迫観念ですね。
しかし、まず1.や「大学受験勉強法~合格するための勉強法」のコンテンツで述べたように、
大学入試の問題はどこの大学の問題であっても合格点を獲得するためには基礎知識、定理、公式の本質的理解、習得とその使いこなしが出来れば合格できるように作られています。 (この点についての詳細は「受験の叡智」【受験戦略・勉強法の体系書】に詳しく書いていますのでしっかりとご覧ください。)
大事なのは上記の習得過程で本質的な理解を手に入れること、使いこなしの術を手に入れることです。
これは絶対的な真実です。
だとするなら、その部分に直接関係がないことをやることは単純に無駄ということになります。
さらにこのような強迫観念が生じてしまう原因には、同じく「大学受験勉強法~合格するための勉強法~」の箇所で述べたように指導側の都合というものが大きく関係して来てしまっているのも事実です。
「特殊なことをしなければ難関大学に合格出来ない=自分のところは特殊なカリキュラムや特別なことをやらせます」といったほうが大学受験勉強法や対策について正確な認識を持っていない多くの受験生はひきつけられるのです。
しかし、その前提が正しくないことは再三述べてきている通りです。
指導側が難関大学合格に本当に必要なものがわかっていて、かつその部分を十分に教えることが出来るならそんなことを言う必要など全くないのです。
「先取り学習」や「特殊な方法」など難関大学合格にとって重要ではないものを重視しなくても、基礎知識、定理、公式の本質的理解を他とは異なるレベル・次元導くことができ、その習得とその使いこなしの術を他とは異なるレベル・次元で教えることが出来るなら余計な部分を強調する必要などないのです。
でもその部分の重要性が理解できていない、教えることが出来ないとしたらどうなるでしょうか?ということを考えてみてください。
難関大学合格のためには、学校の授業の現時点までの範囲の基礎、教科書や傍用問題集の理解をないがしろにして「先取り学習」や「学校の勉強以外に何か特殊なことをやる」必要はない、という認識をしっかりとこのコンテンツを読んでくださっている皆さんは理解してください。
これだけでものすごく大きく他の受験生に差をつけることが出来るとともに難関大学合格可能性をすでに高めています。
難関大学合格のために高校1,2年生の時期にやるべきこと
【難関大学合格のための高校1,2年生の勉強法】
今まで述べてきた1,2を前提に、高校1,2年生の難関大学に合格するための大学受験勉強法、対策として最も大事になるのが、
1.日々の学校の授業の範囲に合わせ基礎、すなわち教科書や傍用問題集をみっちりとやりこみ理解する
2.現時点で授業として終わっている範囲で理解できていないところやいい加減にやってきてしまったところがないかチェックする
3.その部分を一度にではなく、長期休暇等も利用してやり直していく計画を立ててみる
この部分は非常に大切な部分になりますので、「大学受験勉強法 教科書学習のすすめ」のコンテンツも併せて読んでください。
計画の立て方やその前提としてやるべきことに関しては「大学受験勉強計画」のコンテンツで解説しますが、今回はまず「先取り学習」や「学校の勉強以外に何か特殊なことをやること」よりも大事なことがあるということを理解してください。
高校1,2年生の時点で優先すべき科目
【大学受験対策として高校1,2年生で優先すべき科目】
現時点で来年度以降の合格を目指す場合、大学受験勉強・受験対策として何をすべきかについての具体的な話に入っていきます。
1.志望校が決まっている方
すでに志望校が決まっている高校1,2年生は赤本等の過去問集で志望大学の受験科目と配点を調べてみてください。
そしてその受験各科目においてどの分野が出題されていて、どの分野が出題されていないかもとりあえずチェックしてみてください。
これによって自分が重視しなければければならない科目と分野が明確になります。
この点の詳細については「大学受験勉強計画」のコンテンツとともに「受験の叡智」【受験戦略・勉強法の体系書】が必読です。
2.志望校が決まっている方もいない方も含めて
英語・数学が志望校の受験科目にある場合は、英語・数学をとりあえず優先科目と考えてください。
なぜかと言うと、
■これらの科目は配点が高いこと
英語については言うまでもなく理系・文系問わずどこの大学を目指すにしろ一般に配点が高いことはみなさんご存知の通りです。
数学は、理系であれば当然ですが、文系受験生でも数学の出来不出来が実際の入試の結果に大きな影響を与えている現実があります。数学が出来ない、嫌いだから文系なのに・・・・といった考えではなく、数学が出来ることがあなたの第一志望校合格に大きな武器になるという現実をまず認識してください。
■英語、数学の科目特性
英語、数学の大きな特徴として中学で履修した基礎知識を前提に学校の授業も試験問題も作成されるという特徴があります。簡単に言ってしまうと、中学レベルの基礎が当然の前提とされているということです。
他の科目に比べて中学からの基礎知識を引きずった形で成り立っている科目と言えるのです。そしてそれらの基礎知識を踏まえ高校履修範囲も相互に関連して成りたっているという特徴が顕著な科目なのです。従って、一気に実力を伸ばすことが非常に難しくかつ根気が必要な科目と言えます。
以上の点から英語、数学について、高校1,2年生であればまず現在の履修範囲までで教科書や傍用問題集等を徹底的にマスター出来ていない、もしくは、わからない部分があるならそこを徹底的に潰す計画を立ててください。
目途として再来年の受験を目指す高校2年生であるならば、来春の2月~3月までに徹底的に英語、数学の基礎固めを行うという計画を立ててください。
これが本当の意味で出来れば、それだけで全国の来年度のトップクラスの受験生と同じ土俵で十分以上の戦いが出来るのです。
この部分の認識を誤っている方が非常に多いですがこれが事実であり現実です。
この重要性をどこまで本気で認識できるかどうかが勝負の分かれ目です。
是非実践してください。
勉強しても成績が上がらない、実力が伸びない原因
「よし頑張るぞ」と頑張っても成績を上げることが出来ない原因
いままでの部分で第一志望校、難関大学に合格するため大事なことはしっかりつかんでいただいていると思います。ただし、状況によっては「今日から頑張るぞ」と思って実際に頑張っても成績が伸びない人というのは必ずいます。
ここで絶対に誤解してほしくないことは再三お伝えして来ているように「大学受験において、さらには難関大学合格において天性の才能、能力は必要ない」という事実は揺るがないということです。
頑張り出したのに成績が伸びない、それどころか教科書や授業の内容がわからないという場合の原因は決してあなたの「才能や能力が足りない」ということではないですからね!
英語、数学のところでお話しましたが、英語、数学は中学での履修が前提となっているということをまず思い出してください。そして物理や化学、生物といった理系科目、この中でも特に物理、化学というのは物理であれば力学、化学であれば理論化学というものが前提として教科書も授業も進んでいくのです。
この前提を鑑みずに「今日から頑張ろう」と一生懸命授業を受けても理解できない、周りの人と同じ問題集や参考書を勉強しても一向に成績が上がらない、できるようにならないのは「当たり前」なのです。
「本来得るべきものを得るべき過程で得ていない」のにそれをしっかり得てきている人と同じ基準で考えてはダメです。
成績が上がらない、実力が伸びないのは決して「天性の才能や能力の違い」などではないのです。すべてはこのカラクリを直視で来ていないせいなのです。
「もともとできる人」という表現がよく受験には使われますよね?でもしっかりとこのカラクリを考えてください。 「もともとできる人」というのは中学や高校1,2年生で成績がよかった人、模試等の得点が高かった人ですよね?
ものすごく重要なことに気づいていただけましたか?
中学や高1、高2で「本来得るべきものを得るべき過程で得てきている人」のことを「もともとできる人」と思いこんでいる、呼んでいるにすぎないのです。
この人たちがその前提のない人より勉強時間や努力が少なくても授業や問題集、参考書を理解できるのは「当然」ですよね?
だからもしあなたが頑張っているのに、頑張ろうとしているのに成績が伸びない、実力がつかないのなら「本来得るべきものを得るべき過程を踏まなければならない」だけなのです。
この現実を理解せずして「天性の才能や能力」のせいにして第一志望校、難関大学をあきらめることはないようにしましょう。
いままでやってこなかったことのつけは払わなくてはなりません。でもこの事実を直視してしっかりと取り組めばあなたは「もともとできる人」と何も変わらないのです。
具体的には長期の休み等を利用して「本来得るべきものを得るべき過程を踏む」計画を立てて実践してください。早ければ早いほどいいです。
高校の数学はもちろんですが物理や化学の授業って一度わからなくなるとその後はもう苦痛の時間でしかなくなりますからね^^
こんなストレスも苦痛も伴う時間のことを考えたら早い段階で「本来得るべきものを得る」ということをしてしまったほうがはるかに楽です。
大学受験、難関大学合格に「天性の才能も能力も必要ない」。このことを明確に再認識してください。やるべきことをきっちりとやれば必ず結果がついてくるのが大学受験です。自分の第一志望校へ向かってください。
是非実践してください。
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医学部・難関大学を目指す高校2年生、高校生は以下のコンテンツも必見です。
【各教科ごとの高校1,2年生の勉強法】
各教科ごとの高校1,2年生の勉強法については以下も併せてご覧ください。
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